「標準仕様・見積書」に関する よくある質問&回答集|相見積の方法など

「標準仕様・見積書」に関する よくある質問&回答集|相見積の方法など | 標準仕様

ハウスメーカー・工務店の「標準仕様・見積書」に関するよくある質問に、まとめて回答します。

ハウスメーカーや工務店の「標準仕様・見積書チェック」に関する よくある質問&回答集

【結論】「標準仕様・見積書チェック」に関するよくある質問&回答集

ハウスメーカー・工務店の「標準仕様・見積書」に関するよくある質問&回答集は、以下の通りです。

Q.標準仕様ではない住宅設備メーカーを選ぶと高くなる?

Q.住宅設備って、契約後に決めるものじゃないの?

Q.こんな細かいこと全部チェックできないよ!

Q.細かくチェックしたら、面倒くさい客だな~と思われませんか?

Q.仕様は、お客様に要望に応じて変わります!と言われたのですが?

Q.なかなか見積を出してくれないのですが?

Q.相見積(複数の会社から見積を取ること)は必須ですよね?

『標準仕様ではない住宅設備メーカーを選ぶと高くなる?』に対して

高くなることが多いです。

住宅会社には、得意なメーカーと不得意なメーカーがあり、不得意なメーカーになると割高になります。定価は同じでも、仕入れ価格が待った異なるからです。

もっと言うと、定価が安い商品に変更したのに、価格が高くなることもありますので、なるべく標準仕様のメーカーから選択することをおすすめします。

住宅設備のメーカー指定がある人は、標準仕様にそのメーカーが入っているか?を事前に確認すると良いでしょう。

関連記事:「住宅設備(キッチン/ユニットバス等)」の標準仕様チェックポイント|推奨グレード紹介

新築ハウスメーカー・工務店が得意な住宅設備メーカーを選ぶとお得
(出典:SUUMO

『住宅設備って、契約後に決めるものじゃないの?』に対して

住宅設備を契約後に決めると、契約後に追加費用が膨らんで、資金計画に狂いが出ます。なので、契約前に標準仕様の住宅設備を確認するようにしましょう。細かいオプションや色については、契約後でOKですが、メーカーや基本仕様/グレードは、契約前の確認が必要です。

住宅設備は契約後に決めるものでは?と施主が感じているのは、標準仕様の住宅設備がしょぼい住宅会社が、契約前に標準仕様を細かく説明しないからだと思います。契約を優先させる確信犯パターンですね。

信頼できる営業マンなら、標準仕様の住宅設備の説明は当然ながら、施主の好みをヒアリングして、契約後に追加費用がでないように動いてくれるはず。そんなハウスメーカーや工務店の営業マンに出会えるといいですね。

関連記事:信頼できる「営業マン」を見極める方法|信頼できる営業マン20の特徴

信頼できるハウスメーカーや工務店の新築住宅営業マンは、契約前に標準仕様を細かく説明してくれる

『こんな細かいこと全部チェックできないよ!』に対して

お気持ちは分かります。でも、「全部チェックしたら、20万円もらえます!」と言われたらどうですか?契約前の標準仕様チェックには、それくらいの効果があります。

営業マンは、「契約前なら特にがんばってくれる生き物」なので、多少のオプションなら「えいやー!」と見積にぶち込んでくれるかもですが、契約後ならきっちり追加費用を取られます。

契約前に施主が確認すれば、見積に含んでくれ(追加費用0円)、契約後に気づいたら数十万円の追加費用を取られる、なんてことは現実にありますからね。

日々の節約に精を出すのも大切ですが、ここでがんばって数十万円の節約に力をいれるのが、賢い選択です。

関連記事:住宅会社の「標準仕様」を見極める方法|標準仕様チェック表を使えば超簡単!
関連記事:【無料】家づくりツールを完全公開します|ダウンロードまとめ

ハウスメーカーや工務店の標準仕様を細かくチェックすれば数十万円は節約できる!

『面倒くさい客だな~と思われませんか?』

思われます。間違いなく。

でもですよ、こっちに面倒かけてるのがおかしいだろ!って話で、そもそも、施主がいちいち言わなくても、細かい標準仕様を提示しろよ!って話ですからね。あまりに、面倒くさがる住宅会社ならお断りすればいいでしょう。

逆に、「必要な標準仕様は、施主に言われなくても充実させている」まともな住宅会社なら、喜んで説明してくれると思います。「よくぞ聞いてくれた!ありがとう!」とね。

誠実なハウスメーカー・工務店なら喜んで標準仕様の詳細を教えてくれる

『仕様は、お客様に要望に応じて変わります!と言われた』に対して

これは、契約前に詳細を確認されると、しょぼい標準仕様がばれるので、新築住宅会社が良く使う言い訳トークです。

もっともらしく聞こえますが、これ、かなりおかしいです。見積を出しているのに、その見積に対応している標準仕様が決まっていないって、じゃあその見積もりはそもそも何なんだ!って話ですから。

なので、冷静にはっきりと言いましょう。「この見積に含まれている、標準仕様を教えていただければ結構です」とね。

ハウスメーカーや工務店の標準仕様が分からずに見積を比べても意味がない

『なかなか見積を出してくれないのですが』に対して

多いですね、こういう住宅会社。結論、なかなか見積を出してこないハウスメーカーや工務店は、やめた方がいいです。

いきなり見積を出すと、施主のテンションが下がって契約できないので、見積は出さずに何度も間取りを書いて、テンション上げて、施主が断りにくい空気を作って・・・という昔から使われている住宅営業の作戦です。

そんな会社でも、とりあえず見積が欲しい場合は、

「仮の間取りでいいので、それで見積ください。」と伝えましょう。すると営業は、

「お客様の要望に応じて、仕様が異なりますので、すぐに見積をお出しできません。」と言うので、

「全てあなたにお任せします!と言った場合の仕様でいいので、見積を出してください」と伝えましょう。

で、出てきた見積に対応した標準仕様をヒアリングしていきましょう。と言いつつ、繰り返しますが、なかなか見積を出してこないハウスメーカーや工務店は、やめた方がいいですよ。

見積をなかなか出さなかったり、標準仕様詳細を教えてくれないハウスメーカーや工務店を選んではいけない

『相見積(複数の会社から見積を取ること)は必須ですよね?』に対して

住宅会社の建築費を比較するために、複数の会社から見積を取る(相見積をする)人が多いかと思いますが、やり方を間違えると、全く意味がありません。

間違えたやり方とは、見積に含まれている内容(標準仕様)がバラバラの状態で、比較することです。

例えば、照明・カーテン・食器棚・網戸・2階トイレ・リモコンキー玄関ドアが、標準仕様に含まれている工務店Aと、それらが入っていない工務店Bの見積を比較して、「Bが安いからお得だ!」と言っても意味ないですよね。

相見積をするならば、何が入っていて、何が入っていないのか?を確認し、「標準仕様」をほぼ同一にした上で、比較しましょう。

完全に同一にはできないと思いますが、見積の内容のどこが違うか?を理解した上で比較するならば、意味のある相見積になるかと思います。

関連記事:注文住宅の「見積書」の正しい見方|失敗しない見積書チェック4STEP

相見積をとるなら、ハウスメーカー・工務店の標準仕様を揃えた上での比較しよう


【文責:瀬山彰】

PROFILE

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せやま大学の人

瀬山 彰

大学卒業後、日本最大手経営人事コンサルティング会社にて、全国ハウスメーカー・工務店を担当。住宅業界で手腕を振るう中、住宅業界の悪しき文化に疑問を覚え、家づくりの新たなスタンダードの確立を目標に掲げる。その後、中堅ハウスメーカー支店長を経て、2019年に独立。

「家なんかにお金をかけるな!質は担保しろ!」をテーマにした”ちょうどいい塩梅の家づくり”が話題となり、YouTube「家づくり せやま大学」は、登録者数5万人超えの人気チャンネルに。現在は、優良工務店認定制度「せやま印工務店プロジェクト」の全国展開を推進し、ちょうどいい塩梅の家づくりの普及に努めている。

娘4人の父親。広島県出身、広島カープファン。

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