家の性能 徹底解説
2019.12.02
第5章 「良い間取りの共通点」について|記事まとめ
間取りは性能の一部
第5章の概要をご紹介していきます。
間取りは性能の一部。第1章で解説した「窓・断熱・気密・換気システム」に匹敵するほどに、間取りは重要です。基本性能が良くても、間取りづくりに失敗すれば、住環境は大きく損なわれますからね。
「良い間取りの共通点」の記事は、以下の通りです。
①良い間取りの超基本ルール「1階完結型の間取り」|理想は平屋!
②生活感のない家を作るための「収納」基本ルール5選|収納の失敗パターンとは?
③「家事が楽になる」間取り5つのポイント|最も効率的な洗濯物干し動線とは!?
④「子どもとのコミュニケーションが増える」間取り4つのポイント|子供部屋の適正なサイズとは?
⑤「コンパクトなのに広く感じる」間取りに共通する3つの条件|間取りにメリハリをつける方法
⑥間取りの「想定外」を防ぐ4つの方法|思っていたイメージと違う…の原因はシミュレーション不足
「機能性」を高めてから、「夢」や「憧れ」を盛り込もう
第5章では、施主それぞれの「夢」や「憧れ」の前に意識してほしい「機能性の高い間取り」の作り方について、解説していきます。「機能性の高い間取り」とは、以下のようなイメージです。
『明るくて、風通しが良くて、物がすっきり収納でき、生活感がなくて、大きさの割に広々解放感を感じることができて、キッチンからすべてが見渡せて、子どもとのコミュニケーションが取れて、家事動線がよく家事の負担を軽減できて、完成後にイメージと違ったとならず、足腰が弱ってからも暮らすことができて、思ったよりもコストを抑えられる間取り』
こんな「機能性の高い間取り」を実現した上で、施主それぞれの「夢」や「憧れ」を盛り込んでいきましょう。
【文責:瀬山彰】
プロデューサー紹介
日本の家づくり 強化ディレクター
瀬山 彰
筑波大学理工学群数学専攻卒(数理統計学士号)。硬式野球部に所属し、首都大学野球リーグの線形回帰分析を行う。中学高校の数学教員免許を取得。
筑波大学卒業後、日本最大手経営人事コンサルティング会社にて、全国ハウスメーカー・工務店を担当。住宅業界で手腕を振るう中、住宅業界の悪しき文化に疑問を覚え、家づくりの新たなスタンダードを確立することを目標に掲げる。
2015年、「家づくり せやま学校」を開校。“日本の施主を強くする”を合言葉に、施主の知識向上を目的とした講演活動をスタートさせた。「展示場では絶対教えてくれない話が聞けた!」「こんな楽しい授業は初めて!」など、口コミでせやま学校の評判が広がり、各メディアからも注目が集まっている。
関西を中心に年間100件以上の講演をこなしながら、雑誌コラムの連載やFMラジオ局「FMOH!」にて冠番組のDJを務めるなど、活躍の場を広げている。
中学高校数学教員免許、宅地建物取引士、2級FP技能士。3人娘(双子4歳、2歳)。広島県出身、広島カープファン。
【メディア出演】
◾️FMOH!85.1 毎週火曜19:00〜
「瀬山彰 NEXT STANDARD LIFE」
◾️子育て情報誌 「まみたん」対談連載
「THE PROFESSIONAL」