家の性能 徹底解説
2019.11.23
第2章 「メンテナンス性能」について|記事まとめ
第2章は、メンテナンス性能について解説していきます。
まずは、20年ノーメンテナンスを目指そう!
「家は10年に1回メンテナンスが必要」とよく言われますが、建材の選び方次第で、20年間ほぼメンテナンスフリーにすることが可能です。20年間メンテナンスフリーを実現するための建材の選び方を勉強していきましょう。
①「外壁・シーリング」のメンテナンス費用を安くするコツ|メーカーの保証年数で品質を見極める方法
②「屋根・ルーフィング・バルコニー防水」のメンテナンス費用を安くするコツ|選んではいけない建材とは?
③「太陽光発電システム」の失敗しない選び方|太陽光パネル・パワコンのおすすめメーカー紹介
●●年保証は安心なのか?
「安心の30年保証・60年保証」というキャッチコピーが踊りますが、無条件に30年以上も保証できる家はまずありません。家も体と同じで、適切なメンテナンスが必要です。
「安心の30年保証・60年保証」とうたう会社は、10年ごとの有料メンテナンスが必須だったり、保証適用条件が厳しかったり、と必ず裏があります。
安易に、住宅会社の●●年保証に騙されないように、注意が必要です。
頼りにしていいのは、「建材メーカー」の保証年数
逆に、「建材メーカー」の保証年数は、無難な(その年数ではほぼ壊れんやろ!という)設定になっています。かつ、製品の質に比例して保証年数が長く設定されているので、保証年数をチェックすることで、製品の質を見極めることができます。
参考にするなら、注文住宅会社の保証年数ではなく、建材メーカーの保証年数です。
ということで、第2章では、建材メーカーの保証年数に着目しながら、20年間メンテナンスフリーを実現する方法について、解説していきます。
【文責:瀬山彰】
プロデューサー紹介
日本の家づくり 強化ディレクター
瀬山 彰
筑波大学理工学群数学専攻卒(数理統計学士号)。硬式野球部に所属し、首都大学野球リーグの線形回帰分析を行う。中学高校の数学教員免許を取得。
筑波大学卒業後、日本最大手経営人事コンサルティング会社にて、全国ハウスメーカー・工務店を担当。住宅業界で手腕を振るう中、住宅業界の悪しき文化に疑問を覚え、家づくりの新たなスタンダードを確立することを目標に掲げる。
2015年、「家づくり せやま学校」を開校。“日本の施主を強くする”を合言葉に、施主の知識向上を目的とした講演活動をスタートさせた。「展示場では絶対教えてくれない話が聞けた!」「こんな楽しい授業は初めて!」など、口コミでせやま学校の評判が広がり、各メディアからも注目が集まっている。
関西を中心に年間100件以上の講演をこなしながら、雑誌コラムの連載やFMラジオ局「FMOH!」にて冠番組のDJを務めるなど、活躍の場を広げている。
中学高校数学教員免許、宅地建物取引士、2級FP技能士。3人娘(双子4歳、2歳)。広島県出身、広島カープファン。
【メディア出演】
◾️FMOH!85.1 毎週火曜19:00〜
「瀬山彰 NEXT STANDARD LIFE」
◾️子育て情報誌 「まみたん」対談連載
「THE PROFESSIONAL」